山口: 現在、セルフチェックインも可能ですが、受付にはスタッフを配置しているんですよね。スタッフがいると、お客さまはどうしてもスタッフに頼ってしまい、その結果、業務の流れが滞るのではないかと考えています。
もちろん、手厚いサービスを好む人もいます。例えば、スタッフに連絡して予約をしたり、到着時にウェルカムドリンクをもらったり、チェックインのときに名前を呼んでもらったり。その一方で、シンプルなサービスを好む人も増えてきました。
チェックイン・チェックアウトはスマホで完結させたい、ウェルカムドリンクは不要、スタッフからの声かけも必要ない、といった要望が増えています。高級ホテルでもサービスの簡素化が進む中、ファーストキャビンのようなカプセルホテルでは、DXをさらに導入して、お客さまが手続きで面倒を感じないようにする必要があります。
受付にスタッフがいることにも、メリットはあります。困ったときには、頼れますからね。ただ、スタッフも配置しつつ、セルフチェックインも可能という、いまの方法は本当に効率的なのか。お客さまが求めていることなのか。こうしたことを検証して、無人化できるところはさらに効率化を進めていかなければいけないと思っています。
話は変わりますが、ハワイが好調だったことを受けて、2026年の春には韓国・ソウルの繁華街「明洞」でもオープンが決まりました。
土肥: ふむふむ。オープン当初は苦戦したものの、ターゲットを米国人に切り替え、口コミも広がって稼働率は85%に。価格、立地、運営の工夫――。狭いカプセルに収まるのは体だけでなく、ビジネスのアイデアも“ぎゅっぎゅっ”と詰まっていたようですね。本日はありがとうございました。
(おわり)
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