では、なぜ住信SBIはこのタイミングで改定に踏み切ったのか。
背景にあるのは、2025年10月のNTTドコモ傘下入りだ。約2400億円での買収は金融業界を驚かせた。ユーザーの間では「dアカウント連携必須になったら即解約」という不安が渦巻いた。今回の改定発表を受け、Xでは「さすがドコモさんですね! 早速テコ入れしやがった」との皮肉も飛ぶ。
しかし、細かな変更内容を見ていくと銀行の狙いが見えてくる。アプリを入れただけ、カードを持っているだけで特典を享受する層を整理し、大口の預金か、給与受取などで日常的に使ってくれる顧客を優遇する。前者は銀行にとって低収益だ。後者は住宅ローンやカードローンなど、他の高収益商品を利用する可能性が高い。
短期的には「改悪」という評判が立つことを覚悟した上で、収益性重視の経営にかじを切った。それがドコモ傘下での生き残り戦略なのだろう。
3万円払っても欲しい? ATMでは使えないのに人気沸騰のメタルカード
なぜMetaだけ株価が急落? AIブームの裏で起きた“静かな分岐点”Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング