土肥: 元の音を超えるレベルの音を開発していく、というわけですね。ちなみに、音源はどのくらいあるのでしょうか?
田中: 数千種類ですね。
土肥: た、たくさんありますね! 以前、飲食チェーンでメニュー開発の担当者に話を聞いたことがあって、その店では「数千のレシピがある」と言っていました。実際に店頭に並ぶのは100種類ほどですが、「それくらいないと、新メニューはつくれない」とのことでした。
料理でたくさんのレシピを持っているからこそ新しいメニューが生まれるように、クルマのエンジン音も、数千の音源があることでリアルな音づくりにつながるということですか?
田中: ですね。ギミックっぽい音だと思われないよう、「リアルな音」を追求した結果、音源は数千種類になりました。現状の音にはまだ満足していないので、音源の数はこれからも増えていきそうです。
(おわり)
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