「それってあなたの感想ですよね」というツッコミが寄せられそうだが、事実として、スーパー戦隊シリーズは業績不振に苦しみながらも、「レッド」だけでも生き残れないかという道を模索してきた。
例えば、2025年8月に東京ドームシティプリズムホールで開催された「全スーパー戦隊展」だ。これは50年分のスーパー戦隊シリーズを一挙に紹介する展示だ。会場入口では、来場者と一緒に写真が撮れる「お出迎えグリーティング」が、ファンの要望で実現。しかし、そこで登場したのは「歴代レッド」だけだった。
また、同時期に日本未発売の「NEW ERA(ニューエラ)」など、国内外の厳選したキャップを取り扱うコンセプトショップ「HOMEGAME」とコラボして、スーパー戦隊50周年記念Tシャツも発売されたのだが、そこでデザインされていたのも「チーム5人の姿」ではなくやはり「歴代レッド」だけである。
さて、こういう話をすると、「いやいや、レッドは目立つし分かりやすいから、そういう“戦隊モノの顔”としてアピールされているだけでしょ」と思うかもしれないが、そんなことはない。
「レッド」というのは主人公キャラだけではなく、色的にも「数字」を持っている。つまり、レッドのピン仕事が多いのは、ブルーやイエローと抱き合わせにしなくても、「キャラクタービジネス」としてちゃんと成立するからなのだ。
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