マクドナルドとバンダイナムコは「ガンダム」の人気キャラクター・シャアを用いて「シャア専用マクドナルド」という「赤」を押し出したコラボの実績がある。赤いマックフィズをシャアのイラストとともに「この赤、実にいい色だ」なんてコピーで宣伝したこともある。
また、意外に思われるかもしれないが、人気ブランド「Supreme(シュプリーム)」とのコラボもあるかもしれない。バンダイは2021年に同ブランドとコラボした全身赤いガンダムのプラモデル「Supreme/MG 1/100 RX-78-2 GUNDAM Ver.3.0」を、シュプリームECサイトと直営店で販売した。
「ギャバン」も50代に人気があり、自由に使えるお金を持っている。「赤いギャバン×シュプリーム」なんて限定フィギュアが仕掛けられるかもしれない。
いろいろと予想してみたが、その中でも筆者が「一番ありそうなコラボ」だと思っているのは、東洋水産の「赤いきつね」とのコラボだ。
同社のノンフライ麺「マルちゃんZUBAAAN!」は2025年9月、スーパー戦隊シリーズ最新作の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』とタイアップして、購入したレシートで人気投票をするキャンペーンを実施した。その関係性から、次クールの「赤いヒーロー」とも何かしらのタッグを組むことがあるのではないか。
韓国ドラマでは定番だが、劇中に商品を登場させる「プロダクトプレイスメント」という広告手法がある。潤沢な制作費のない特撮ヒーローは、この仕組みをうまく活用できないかと、昔インタビューした某有名プロデューサーもおっしゃっていた。
『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』は刑事という設定なので、捜査や張り込みをするはずだ。刑事モノではそういうシーンでは、あんぱんを食べるのがお約束だが、ギャバンの場合は「赤いきつね」をすすったり、マックのハンバーガーを食べてみてはどうか。
志半ばでリストラされてしまったブルー、グリーン、イエローなどメンバーたちのためにも、レッドはこれまで以上に貪欲に収益を上げて、子どもから大人までが楽しめる特撮エンタメを世に送り出していただきたい。
テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。窪田順生のYouTube『地下メンタリーチャンネル』
近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受
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