舞浜地区の拡張余地が物理的な限界を迎えつつある中、オリエンタルランドは総投資額3300億円のディズニークルーズライン事業に活路を見出そうとしている。これは文字通り”ブルー・オーシャン”を狙った野心的な一手だが、同時にリスクの高い賭けでもある。
国内客のレジャー予算が有限である以上、クルーズへの支出はパークへの支出とトレードオフになる可能性もある。為替リスクや造船コストの変動も加わり、パーク事業ほど安定したキャッシュフローを生み出せるかは不透明だ。
オリエンタルランドは「低金利・デフレ・パーク拡張」という条件で成長を続けてきた。しかし、現在の株価低迷は「金利上昇・コスト高・物理的制約」により、構造転換が必要なフェーズに突入していることを示している。
株価が底打ちするためには、単なる最高売り上げの更新だけでなく、低下したPERを補って余りある新たな成長ストーリーを市場に提示する必要があるだろう。それまでは、市場の冷徹な経済合理性との戦いが続くことになる。
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宮古島“観光バブル”の代償──倍増した家賃、住めなくなる地元民……変わりゆく現実Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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