ビジネスパーソンはどのような要因でストレスを感じているのか。チューリッヒ生命保険(東京都中野区)が調査を実施した。
普段、仕事でストレスを感じる要因は「給与・賞与(金銭面)」(23.1%)が最も多く、以下「仕事内容」(17.6%)、「上司・部下以外の社内の人間関係」(15.9%)と続いた。物価高や賃金の伸び悩みが、生活費や将来への不安として多くのビジネスパーソンのストレス要因になっているようだ。
ストレスにより精神面の不調や不安を感じる割合は、合計で42.9%に上った。「とても感じている」は13.9%、「やや感じている」は29.0%で、日常的にストレスと隣り合わせで働く人が多いことが分かった。精神面の不調や不安を感じている主な要因は「職場での人間関係によるストレス」(44.5%)、「仕事の負担感によるストレス」(41.3%)、「経済面の不安によるストレス」(36.8%)だった。
一方、仕事でやりがいを感じる瞬間として、トップは「給与・賞与をもらったとき」(25.5%)。次いで「感謝をされたとき」(12.0%)、「目標を達成したとき」(9.9%)となった。年代別に見ると、20代は「興味のある仕事をしているとき」(10.0%)、50代は「感謝をされたとき」(16.0%)が上位にランクインし、世代ごとにやりがいの実感に違いがあることがうかがえる。
調査は8月20〜22日、全国1000人のビジネスパーソンを対象にインターネットにより実施した。
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