トレンドが続く「アフタヌーンティー」に、“進化系”が登場している。品川プリンスホテルやウェスティンホテル大阪では、和食の「体験型アフタヌーンティー」を2025年から提供し、成果につなげているという。
品川プリンスホテルでは、2025年1〜2月に和食レストラン「味街道 五十三次」で和のアフタヌーンティー「おこたであったか “あんフォンデュ”」(6500円、別途サービス料13%)を提供。イチゴや団子にあんこを絡めて食べるフォンデュ体験をウリにしたところ、同レストランのアフタヌーンティーで過去最大となる1200食以上を販売した。
好評につき、2025年12月〜26年3月末まで、第2弾「おこたであったか 餡くらべ」(6500円、アップグレードは8000円、いずれも別途サービス料13%)を販売中だ。同プランは、団子やモナカに複数種類のあんこをディップして食べる体験型としている。
ウェスティンホテル大阪では、和食レストラン「はなの」で、老舗和菓子屋サザエとコラボレーションした茶道体験付きのアフタヌーンティー(8000円)を2025年5月に販売。当初は1日限定だったが、追加日程を設けるほど好評だった。
そこで、和菓子で枯山水をつくる「庭づくり体験」など4つの体験が付いた和のアフタヌーンティーとして進化させ、定期開催している。現在は、クリスマス向けのプランを販売中だ。
和食の体験型アフタヌーンティーでは、洋食や中華の企画と比較して顧客の年齢層が高く、男性客が増えているというが、どんな要素がウケているのか。品川プリンスホテル セールス&マーケティング マーケティングアシスタントマネジャーの土田文生氏とウェスティンホテル大阪 企画広報課 係長の近藤亜美氏に聞いた。
レストランの「1名予約」が5年で9.2倍 “おひとりさま”アフタヌーンティーが人気のワケ
令和のクレープは“パリパリ”が主流? 第3次ブームを専門店に聞いた
“ヌン活”ブームはどこまで続く? 単価6000円でも予約殺到の理由
なぜコナズ珈琲は3時間待ちでも人気なのか? “店づくり”の秘密に迫るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング