オーケーが関西での出店を急ぐ理由の一つが、同社が毎年掲げる「年率20%成長」という目標達成にある。競合も多く、成長市場とは言い難い食品スーパー業界において、この水準を達成するには新たな出店エリアの開拓が不可欠だ。
ただし、出店を急ぐ理由はそれだけではない。これまで各地で勢力を拡大してきた有力スーパーが、関西に相次いで進出しているためだ。出店をためらえば、好立地を競合に押さえられてしまいかねないという危機感も、出店ペースを速める要因となっている。
最大のライバルと目されるのが、川崎市に本社を置く「ロピア」だ。首都圏を基盤とするディスカウントスーパーとして近年急成長しており、国内の店舗数は約140店舗となっている。
ロピアは1971年、神奈川県藤沢市に開業した精肉専門店をルーツとしたスーパーで、現在も精肉には定評がある。青果や鮮魚、総菜にも力を入れ、4人家族を想定したボリューム感のある格安商品の品ぞろえを強化していることから、「日本版コストコ」とも呼ばれる。
関西進出はオーケーより一足早く、2020年9月に大阪に寝屋川島忠ホームズ店をオープン。その後も出店を重ね、現在は大阪、兵庫、奈良、京都の4府県で約30店舗を展開している。
オーケーに関する2つの誤解 関西スーパーが守ったものと失ったものとは?
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