なお、いずれの場合にも、レギュラー商品も通常価格で選べるようにすることを忘れてはならない。選択肢は平等に用意して、あくまで「旅行者が自らの意思で追加料金を払う」という立て付けを保たない限り、批判は免れないだろう。
重要なのは、二重価格そのものというより、無意識のうちに「快適な購買体験」が妨げられているということだ。そして、ひとたび本音が透けてみえると、信頼は失墜してしまう。SNSが普及した現代では、それがさらに顕著に見られるようになった。
Googleのレビューを見ると、外国人観光客によるクチコミ評価も珍しくなくなっている。いくら店側が「日本人だけ相手にしているから」と言っても、翻訳された評価を日本人が読んで、敬遠する可能性もある。
もし外国人からの不評コメントが多数並んでいた場合、どんな印象を与えるだろう。おそらく大多数は「なんか面倒くさそうだから、この店に行くのはやめておこう」となるはずだ。ネットの風評を守るためにも、安易な価格設定は避けた方がいいと考える理由は、こうした点にある。
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