ラーメンは炎上、立ち食いそばは支持 二重価格・対応の差を分ける境界線はどこか(4/4 ページ)

» 2026年02月27日 07時30分 公開
[城戸譲ITmedia]
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快適な購買体験が損なわれていないか

 なお、いずれの場合にも、レギュラー商品も通常価格で選べるようにすることを忘れてはならない。選択肢は平等に用意して、あくまで「旅行者が自らの意思で追加料金を払う」という立て付けを保たない限り、批判は免れないだろう。

 重要なのは、二重価格そのものというより、無意識のうちに「快適な購買体験」が妨げられているということだ。そして、ひとたび本音が透けてみえると、信頼は失墜してしまう。SNSが普及した現代では、それがさらに顕著に見られるようになった。

 Googleのレビューを見ると、外国人観光客によるクチコミ評価も珍しくなくなっている。いくら店側が「日本人だけ相手にしているから」と言っても、翻訳された評価を日本人が読んで、敬遠する可能性もある。

 もし外国人からの不評コメントが多数並んでいた場合、どんな印象を与えるだろう。おそらく大多数は「なんか面倒くさそうだから、この店に行くのはやめておこう」となるはずだ。ネットの風評を守るためにも、安易な価格設定は避けた方がいいと考える理由は、こうした点にある。

著者紹介:城戸譲

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1988年、東京都杉並区生まれ。日本大学法学部新聞学科を卒業後、ニュース配信会社ジェイ・キャストへ入社。地域情報サイト「Jタウンネット」編集長、総合ニュースサイト「J-CASTニュース」副編集長、収益担当の部長職などを歴任し、2022年秋に独立。現在は「ネットメディア研究家」「炎上ウォッチャー」として、フリーランスでコラムなどを執筆。政治経済からエンタメ、炎上ネタまで、幅広くネットウォッチしている。


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