1.4億人が熱狂する「ロブロックス」、幹部が語る“企業参入の勝算” 講談社やカルビー相次ぎ参戦(2/4 ページ)

» 2026年02月27日 05時00分 公開
[米倉志保ITmedia]

Robloxに企業が参入した事例は?

――日本企業の参入が相次いでいますよね。住友商事は製品・ブランドなどをRoblox上で世界に向けて発信したい日本企業のプロデュースなども実施しています。

 世界的に見てもどんどん伸びて成長しているマーケットなので、色んな企業さんが関わってくれています。

 日本の漫画は世界的に見ても強いコンテンツなので、人気IPを活用してRobloxでゲームを制作できる仕組み「Licenses Catalog」には講談社やセガなどが関わっています。

企業が人気IPを提供する事例も

 一般ユーザーが制作した既にRoblox上にあるゲームに対して、企業が公式IPを提供するケースもあります。例えば、サッカーゲームに実在の団体や企業が加わることで、ゲーム制作者にとっては作品のリアリティーが高まりますし、企業側もマーケティングなどにつなげやすくなります。

――タカラトミーはベーゴマ型のおもちゃ「ベイブレード」を活用して、Roblox上に公式メタバースワールド「BEYBLADE PARK(ベイブレードパーク)」を作っています。ベイブレードを使ってバーチャル空間上で遊べる公式ゲームなどを配信しているようですが、商品のマーケティングにもRobloxは活用できるのでしょうか?

 α世代にどのようにリーチできるか、グローバル展開をどうしていくかを考えた際に、Robloxを活用してくださいました。開始当初はユーザーの80%が日本在住者だったのですが、現在は98%が海外ユーザーです。

 特に東南アジアやアメリカからのアクセスが多く、ベイブレードを海外に展開するための認知向上に貢献できました。実在の製品がデジタル上で流行ったことで、そこからリアルな海外市場につなげられた事例です。

「ベイブレード」の認知向上につなげた(出所:タカラトミープレスリリース)

――カルビーはお菓子「じゃがりこ」のキャラクターIPを活用したゲーム『じゃがりこ かくれんぼ!キリンたちを探せ!』を配信しています。Roblox内のアバターが衣服やアクセサリーとして身に着けられる「じゃがりこ」アイテムも販売しているようですね。

 『じゃがりこ かくれんぼ!キリンたちを探せ!』には既に500万回以上のアクセスがあります。

 Robloxはよく「ゲームのYouTube」とも言われますが、色んな方々が作ったコンテンツが口コミやSNSなどを通じて拡散されやすいです。Roblox内で話題になったものが、YouTubeのゲーム配信動画などで拡散することもあります。

 『じゃがりこ かくれんぼ!キリンたちを探せ!』もYouTuberらによるゲーム配信動画でも累計100万回以上視聴されているので、ますます人気が広がっていますね。

『じゃがりこ かくれんぼ!キリンたちを探せ!』(出所:カルビープレスリリース)

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