これと関連して、外食産業の中で気になる動きもある。
「深夜労働者の時間を直接買うこと」だけでなく、「待ち時間」そのものに料金を設定する飲食店が目立ち始めていることだ。いわゆる、飲食ファストパスだ。
例えば、SuiSuiというサービスでは、店に行列ができていても、その場でファストパスを購入すれば列をスキップできる。まさに、テーマパークの「ファストパス」と同じ仕組みだ。導入店の例として、みそかつの「矢場とん」や、ラーメンの「つじ田」などがある。
TableCheck FastPassというサービスも同様で、事前にこのシステムでパスを購入していれば、当日店に並ぶことなく食事にありつける。このサービスの導入店としては「Japanese Soba Noodles 蔦」や「銀座 八五」などが挙げられる。
いずれにしても、料理そのものではなく、「並ぶ時間を減らす」ことに料金が発生しているわけだ。
客側にとっても予期せぬ待ち時間を減らすことができるし、店側にとっても行列の整理にかける時間や、店の混雑調整を行うことができて、利点が多い。
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