開発が始まったのは発売の約半年前。子ども向けの「新しいかわいいシール」として企画された。
シール帳や持ち物に貼って、デコレーションしてもらう意図はあったが、大人層の支持は想定外だったという。倉掛氏は「弊社でもシール帳を作り続けてきたので、シール交換の文化自体は以前から認識していたが、ブームを狙ってヒット商品を作ろうという意図はなかった」と話す。
ボンボンドロップシールの特徴は、立体感と透明感だ。シールの表面が樹脂で固められており、ぷっくりとした立体感で光にかざすとキラキラと輝く。
通常、シールの印刷は1回で済ませることが多いが、この商品ではシールの底面と表面の2カ所に「二層印刷」を施し、その間に樹脂を流し込むことで奥行き感を表現した。
「キャラクターの商品だったら表面に顔を印刷して、底面に着ている洋服を印刷したり、飲み物モチーフだったら表面にグラスやジュースを印刷して、底面に氷を印刷したりという風に、立体感にこだわった」という。
樹脂を流し込むと下地の絵柄が膨張して見えるため、完成形を逆算しながらデザインする必要があった。工場とのやりとりや試作のやり直しを重ね、通常のシール以上に調整に時間をかけたという。
パッケージにも工夫を凝らした。通常のシールのように平たいビニールの袋に入れるのではなく、おもちゃや化粧品が入っているような「ブリスターパッケージ」(プラスチックの立体的なケース)に入れた。シールは最大6ミリの厚みがあるため、パッケージも立体的にすることで「キラキラしたシールがよりかわいく、価値あるものに見えるようにした」そうだ。
【2026年3月5日午前11時50分 シールの厚みについて一部訂正いたしました】
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