レコード市場が広がりを見せる一方、課題もある。ユーザーの音楽体験を、いかにもう一段引き上げるかという点だ。三浦さんによると、ヘッドフォンとスピーカーでは、音楽体験が根本的に異なり、スピーカーから流れる音は「聴く」というより「浴びる」という感覚だという。
しかし、その体験にたどり着くには、アンプとスピーカーをそろえる経済的なハードルや、置き場所の問題などもあり、踏み出せないユーザーが少なくない。若年層のさらなる拡大も含め、まずはヘッドフォンで気軽に楽しんでもらい、やがてスピーカーへとステップアップしてほしいと、同社は段階的に体験が広がるシナリオを描く。
「今回の2機種で、1人でも多くの人にレコードを聴く体験を届けたい。その中で反響をいただければ、次の展開も考えたい」と三浦さんは語る。アナログだからこそ得られる体験が、新たな文化として根付き始めているようだ。
えっ、CDプレーヤーが売れている? エスキュービズムの戦略が面白い
殻を捨てた「ザク」が、20万個以上売れている秘密
CDも苦戦しているのに、なぜ中目黒のカセットテープ店は好調なのか
再生ボタンを押したのは誰か? 昭和のカセット「マクセル」が登場した理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング