犬山観光、V字回復の裏で何が? 食べ歩きブームとゴミ問題、外国人への偏見……「急いだら絶対にいかん」と仕掛け人地域経済の底力(4/4 ページ)

» 2026年03月11日 08時00分 公開
[伏見学ITmedia]
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20年以上、変わらなかったこと

 2003年のどん底から現在まで、観光協会が変えずに続けてきたことがある。「誰かのせいにするのではなく、足しげく通って丁寧に説明する」という姿勢だ。名鉄との関係修復も、地元商店との対話も、住民との摩擦解消も、すべて同じ方法で解決してきた。

犬山市観光協会の後藤真司事務局長(筆者撮影)

 街のにぎわいを目的とした企画やコンテンツが生まれては消え、失敗も重ねた。しかし、その試行錯誤を支えたのは、地域の内側に少しずつ作られたコミュニケーションの基盤だった。

 「急いだら絶対にいかん」と、尾張弁で語る後藤氏の言葉には、地域活性のための知恵と思いが凝縮されていた(前編を読む)。

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