キャンペーンから3年経つと、観光客が急増。2011年には犬山城の入場者が再び40万人を突破した。客数の増加とともに、客層にも変化が表れた。
活気が戻り始めた2010年代前半、それまでシニア中心だった来訪者に家族連れが加わった。街に新しい店ができ、子ども連れで楽しめるコンテンツが増えると、さらに客層が広がった。
次の転機は2015年前後だ。この頃から若者客の来訪が増加した。その背景にはスマートフォンやSNSの普及がある。「古い城下町に新しい食べ物がある」「レトロでエモい」などといった、若者の「撮りたい」「シェアしたい」という欲求を刺激した。
さらに、2023年以降はインバウンド需要が急拡大した。背景には日本のリピーター客の増加がある。「初めて日本に来た人が犬山を訪れるのは、かなり珍しいケースでしょう(笑)。ほとんどは東京か京都へ行きます。ただ、何度も来日するうちに、犬山を見つけて足を運んでくれる人も出てきたのです」と後藤氏。中部国際空港への直行便のある台湾、中国、香港、韓国からの来訪が特に目立つそうだ。
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