同社は、スマホやSNSをきっかけに生まれている「疲れ」の要因を「アテンション(注目すること・されること)」と定義。「自分に対するアテンション(投稿や閲覧など自分の行動が起点で生じるアテンション)」「人に対するアテンション(SNSを起点に生まれる周囲とのコミュニケーションで生じるアテンション)」「情報に対するアテンション(ニュースや炎上投稿など、自身が求めていなくても自動的に入ってくる情報によって生じるアテンション)」の3つに分類した。
「スマホ疲れ」の要因として最多だったのは「気付いたらSNSで時間が消えている」で43.1%、「寝る前にだらだら見てしまい寝不足になる」が36.4%、「スクロールすると新しい情報が次々に更新される」が26.3%だった。ストレスを感じている項目として、各分類内の一項目当たりの選択人数の平均が最も多かったのは「自分に対するアテンション」であった。
同社が2025年末に発表した「SHIBUYA109 lab.トレンド予測2026」でも、今後の若者の消費ムードを表すキーワードとして「アテンション・デトックス」を挙げている。
インタビューでは、「ずっとスマホやSNSを見ていると頭が疲れてくる。ぼーっとしてくるので、リラックスやリフレッシュする時間が欲しい」や、「運動や読書など一つのことに没頭する時間が足りていないので、意識的に時間を作りたい」といった声が聞かれた。若者世代で「アテンション疲れ」が生じている傾向がうかがえる結果となった。
スマホから離れた時間でやりたいことは、「リラックス」が43.6%、「リフレッシュ」が41.1%、「一つのことに集中する時間を持つ」が37.2%だった。また、具体的にスマホから離れるために行っていることが「ある」と答えた若者はすでに7割以上に達した。具体例としては「散歩」(20.2%)、「読書」(20.2%)、「映画館に行く」(16.4%)などのアクティビティが挙げられた。
SHIBUYA109 lab.の長田麻衣所長は「企業のマーケティングの観点では、若者が安心してスマホから離れることができるオフライン体験を設計・提供することが重要だ。陶芸や編み物などのクラフト体験や映画館など、スマホを両手から手放さなければできない体験や場所は『アテンション・デトックス』の場として再定義できる可能性がある。Z世代にとって『安心してスマホを手放せる体験設計のポイント』を押さえる必要性が高まっている」と話した。
今回の調査は、一都三県の15〜24歳の男女を対象に、外部調査パネルによるWeb調査とSHIBUYA109 lab.独自ネットワークによるインタビューで実施した。期間は2026年2月。
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