提供するメニューはどのように決めたのか。鈴木氏は「強火調理というロボの特性を生かすため、まずはチャーハンや野菜炒めといった中華メニューからスタートしました。店内で炊いているご飯や、まちかど厨房で使用している卵や調味料をそのまま使える点も大きかったです」と説明する。
注文端末が外部決済の仕組みであるため、ローソン側では詳細な顧客情報を把握できていないが、中華メニューは男性客の利用が中心だという。運用を続ける中で、チャーハンや野菜炒めだけでは飽きられてしまう可能性があり、メニューの幅を広げる必要性があると判断した。
そこで着目したのが、パスタだ。導入していた自動調理ロボは本来炒めメニュー専用で、パスタ用ではなかった。しかし、炒め調理を前提としたロボットでも、加熱しながらソースと和える工程が再現できることが分かり、TechMagicとパスタ用のプログラムを開発。新たにパスタをラインアップに加えた。
パスタは女性客の獲得も狙っている。現在、売れ行きの良い日には1日10食の注文が入る。売上構成はチャーハンとほぼ半々だという。
時間帯によって注文される商品にも違いがある。チャーハンのピークは昼だが、パスタは夜の需要が相対的に高い。「夜に家でゆっくり食べたい」という購買シーンが想定されており、チャーハンとは利用目的が明確に異なる。同一店舗・同一ロボットで、ランチ需要と夕食需要を同時に取り込むメニュー設計になっている。
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