複数のことを同時にこなすマルチタスクが苦手な人にとって、スマホの存在が気になると、いまとり組んでいることに対して効率的に脳を使えなくなるため、物理的にスマホが見られないという状況をつくることが欠かせません。
例えば、仕事で集中したいとき、移動しなければ手にとれない場所にスマホを置くといったマイルールをつくると効果的です。
想像してほしいのですが、スマホを見るために、わざわざ移動する――、それってとても面倒なことだと思いませんか? こうしたひと手間は、ダラダラ対策にはとても有効です。
というのも、それをとりに行く際に、「いまから自分はスマホを見ようとしている」と自覚することで、「本当にスマホをチェックする必要があるか?」と、脳が違う働きをしはじめてくれるからです。
「やっぱり見なくていい」と判断すれば、スマホを見てしまったことで浪費してしまったかもしれないダラダラ時間の予防につながるというわけです。
テレビのリモコンなどにも言えることですが、道具を手の届かない定位置に置くクセをつけると、本当にそのために動くほどのことなのかと、頭で考えられるようになります。
もし、あなたがスマホをはじめ、何かに気をとられてしまうことでダラダラしてしまうのなら、わざとひと手間が必要な環境をつくることを心がけてください。
そのワンクッションが、ダラダラを未然に防いでくれるはずです。
言語学者(法言語学、心理言語学)。明治大学教授。1999年、シカゴ大学言語学部博士課程修了(Ph.D. in Linguistics、言語学博士)。2000年、立命館大学法学部助教授。2005年、ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了、2008年同博士課程単位取得退学。2008年、明治大学法学部准教授。2010年、明治大学法学部教授。司法分野におけるコミュニケーションに関して、社会言語学、心理言語学、脳科学などのさまざまな学術分野の知見を融合した多角的な研究を国内外で展開している。また、研究以外の活動も積極的に行っており、企業の顧問や芸能事務所の監修、ワイドショーのレギュラー・コメンテーターなども務める。著書に『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング・共著)、『科学的に元気になる方法集めました』(文響社)、『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全』(SBクリエイティブ)など多数。
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