アイデアが浮かばない、こんな無駄な作業なくしたい――。ビジネスパーソンを悩ませる日々のさまざまな困りごと、ChatGPTに聞いてみませんか? ITジャーナリストの酒井麻里子氏がプロンプトの書き方を伝授します。
Q.Windows 11向けに新しい日本語入力アプリ「Copilot Keyboard」が出ましたが、乗り換えるメリットはあるのでしょうか?
米Microsoftが4月に正式提供を開始した「Copilot Keyboard」は、Windows 11向けの日本語入力アプリ(IME)だ。
画面上にAIキャラクターが表示され、クリックすると左サイドにCopilotのチャットウィンドウを開き、会話できるユニークな機能を備えている。特に話題を集めたのが、かつてMicrosoft Officeに搭載されていた「オフィスアシスタント」のキャラクター、イルカの「カイル」が選択できることだ。
Copilot Keyboardは話題性優先の“出オチツール”では決してない。カイルをはじめとするキャラクターはあくまでナビゲーター役で、Copilot Keyboardの本領はAIによる入力支援にある。
ITジャーナリスト/ライター。生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン「TechComm-R」運営。
Copilot Keyboardで最も特徴的といえるのが、入力中の語句の意味をその場で確認できる機能だ。変換候補の横に選択中の語句の意味が表示される。
書類作成中に、言葉の意味が曖昧(あいまい)なまま使ってしまうことは少なくない。後で調べようと思いつつそのままになり、後から誤用に気づいて恥をかいた経験をもつ方もいるだろう。この機能は、検索するほどではないものの、念のために言葉の意味を確認したいとき、入力の手を止めることなく対応できる。
より詳しく確認したいときは、ウィンドウ内に表示されている「詳しく見る」をクリックすればよい。Edgeブラウザで検索結果の画面が開き、そのままスムーズに詳細を調べられる。
もう一つの特徴は、新語や新しい固有名詞への対応の早さだ。例えば「エージェンティックAI」のような新語や「NotebookLM」のような新しい固有名詞は、従来のIMEでは変換候補がすぐに表示されず、入力に手間取ることがあった。
その場合「エージェント」と入力して「ト」を消した後に「ティック」と「AI」を入力するといった、面倒な方法で入力することになる。
一方で、Copilot Keyboardの場合は「えーじぇんて」まで入力した時点で「エージェンティックAI」が候補に変換表示される。日々登場する新語や固有名詞の変換に素早く対応するので、こういった用語を入力する機会が多いならストレスを大幅に軽減できるだろう。
なお、キャラクターが常時表示されていると、作業中は邪魔に感じることが多い。このあたりはかつてのOfficeアシスタントと同じだ。画面で動くカイルの姿を楽しみたいとき以外は、非表示にしておくほうが使い勝手がよいだろう。キャラクターを右クリック→「終了」で非表示にできる。
「カイルの復活」で話題を集めたCopilot Keyboardだが、業務利用の観点では、入力時に発生する細かいタイムロスを軽減できることが強みといえる。入力を中断して語句の意味を調べたり、スムーズに変換できない新語の入力に手間取ったりといった時間を削減できる。
それぞれの作業は数十秒かもしれないが、繰り返し発生するので、これらを削減できるのは大きい。従来のMicrosoft IMEにストレスを感じていた人にとっては有力な選択肢になるだろう。
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