「全社員のAIワーカー化」を掲げ、AI活用を前提とした業務効率化を推進するクレディセゾン。先進的なイメージの強い同社が今、社員同士がそれぞれのちょっとした困りごとを解決するために“おせっかい”をする、通称「おせっ会」活動(以下、おせっ会)に注力している。
AI活用の推進とは真逆とも言えるアナログな取り組みだが、“おせっかい”をしてもらった社員からは
など、好評の声が多く寄せられている。
効率化が進む現代において、同社はなぜあえて人による“おせっかい”を重視するのか。そこには、AI活用を進める同社だからこそ気付いた「人にしか生み出せない」価値があった。
おせっ会には、2026年4月現在で43人の“おせっかい”好きな社員が在籍している。それぞれが、自分の業務の負担にならない範囲で、社員のちょっとした困りごとや不安の相談を受け、解消することに取り組んでいる。
岡理恵子氏(セゾンAMEX事業部 セゾンAMEX推進部長)によると、おせっ会を開始したきっかけは、2022年にさかのぼる。新型コロナウイルス流行に伴うリモートワーク移行の影響から、同社では「困りごとを誰に相談していいか分からない」「他部門が何をやっているか分からず、業務の調整ができない」といった社内コミュニケーションの課題が顕在化。こうした社内コミュニケーションの滞りは、事業の成長スピードの遅れにも表れていたという。
そうした中、全社員が参加できる事業提案制度「NEXT SAISON」において、おせっ会のアイデアが提案された。「ただ楽しく雑談しようということではなく、社内コミュニケーションを円滑にすることで、事業の成長スピードを元に戻していく取り組みができないかという考えからだった」(岡氏)
社員からのアイデアをベースに、他社の取り組み事例を参考にし、2023年におせっ会をスタートした。
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