「全社員のAIワーカー化」を掲げ、業務の効率化を強く推し進めているクレディセゾン。戦略人事部長の開沼大輔氏は「AI活用に取り組む当社だからこそ、人事として『人にしか生み出せない価値』を意図的に強化していきたいと考えている。おせっ会はその象徴的な取り組みだ」と話す。
「部門や役職に関係なく人がつながることで生まれる信頼や共感、関係性、そこから生まれる偶発的なアイデアなどは、AIでは代替できない。AIだけでなく、人にしか生み出せない価値をきちんと大事にすることを強く意識している」(開沼氏)
おせっ会の今後について、初期メンバーである志村氏は「全ての部署におせっ会メンバーがいる状態を目指したい」と話す。実際に、おせっ会メンバーの部門在籍率は、2025年4月の15%から2026年4月には38%まで増加している。
一方、メンバーを意図的に増やすことはしないと断言する。「無理に勧誘してメンバーを増やすのではなく、活動を知って自発的に参加してくれる人が自然に増えていくのが望ましい」(志村氏)
岡氏は最終的な目標として「おせっ会自体がなくなること」を挙げる。「おせっ会という肩書きがなくても、普段の業務の中でちょっとした“おせっかい”や声かけができる社風になり、それが維持できている状態になっていくのが理想だ」と力説する。
業務効率化を推し進める際、こうした“おせっかい”は「無駄なもの」として切り捨てられてしまうこともある。AI活用の先進企業であるクレディセゾンの取り組みは、切り捨てられがちな“おせっかい”を「人にしか生み出せないこと」という価値に再定義するものだといえる。
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