サンコーはこれらの課題に対し、本製品の構造が最も適していると判断。排熱が発生せず、工事不要で導入できる点に加え、伸縮ホースによって冷風を狙った位置に届けられるため、ピンポイントで冷却できる点を訴求する。
一方で開発上の大きな課題となったのは、わずか6Wの低消費電力ながら、周囲の温度より約3度低い冷風を安定して送り続ける仕組みの実現だった。特に、氷を使う保冷ボトル構造では結露水が発生するため、電子部品や給電ポートをどう保護するかが重要な設計ポイントとなった。
これに対しサンコーは、給電ポートの形状を見直すことで、結露によるリスクを低減。結果として、水や氷を扱うポータブル冷却機器にありがちな漏電や故障の不安を抑え、安全性と実用性を両立したとしている。
また、USB Type-C給電およびモバイルバッテリー対応により、従来のコンセント式スポットクーラーでは限られていた設置場所の自由度を大きく向上させた。車内やテントなど電源が確保できない環境でも使用できる点は、利用シーンの拡大につながっている。
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