――近年、若手社員の「飲み会離れ」がよく話題になります。プロ飲み師として知られている高山さんは、この現状をどう見ていますか。
深刻な問題として捉えています。BaRプードルもやっていますし。若手が「この人となら飲みに行きたい」と思える上司にならないといけないです。
俺はコミュニケーションが好きだし、昔は先輩たちがおごってくれたから飲み会によく参加していました。でも、おごってもらったとしても「飲みに行きたくない上司」っていますよね。ずっと怒っているとか、ずっと愚痴を言っているとか。かといって、ずっと前向きな熱い話ばかりする人も、それはそれで嫌だし。
あと、よくあるのは、上司側の意見の押し付けですよね。
例えば、「この本を絶対読め」とか「このニュースサイトを読め」とか。でも、それは人による。あなたはその本を読んだからうまくいったかもしれないけれど、それが他の人にも当てはまるかというと大間違い。その証拠に、子どもだって親の思ったようには育たないですよね。
――上司側は良かれと思ってアドバイスしているつもりでも、受け手にとっては価値観の押し付けになっていて、結果として「飲み会に行きたくない」につながっているのですね。
根底には「この本を読んで仕事に役立ったから、部下にも読んでほしい」という親切心があると思う。でも問題は言い方。どうしたら相手が自発的に読んでくれるか、ちゃんと考えないと。
「朝走れ」「筋トレしろ」と言われても、「お前はな」って思っちゃうじゃん。そういう押し付けてくる人がいるから、みんな飲み会に行きたくなくなっちゃうんですよね。
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