――ここまでは「上司側の伝え方」について伺いましたが、一方で、上司との関係や職場になじめず、「自分がダメだからだ」と悩んでいる若手社員もいます。彼らはどうマインドを変えればよいでしょうか。
最近「自責思考」がやたら流行ってますよね。他責思考はよくないけど、何事もバランスです。100%自分が悪いなんてことは、交通事故ですらあまりないじゃないですか。互いに多少の過失がある場合が多い。
例えば「飲み会に行きたくないのは、コミュニケーションが苦手な自分にも原因はある。でも、上司も悪いんだぞ。お前がいるから私は飲みに行きたくないんだ」という気持ちも持っていなければいけない。
――「全部自分が悪い」と抱え込むのではなく、「相手にも原因がある」と捉える。これだけで、ずいぶん心が軽くなりますね。
確かに自分にも改善する余地はあるかもしれない。でも同時に「行きたくない環境を作っているあなたたちにも原因がある」という視点も持っていい。全部が全部、自分が悪いと思ったら大間違いだよ。
例えば、今日台風が来ますよね(※取材日の夜に東京に台風が来る予定だった)。お客さんなんて、ほぼ来ないと思うんですよ。でも、それって俺のせいじゃない。
「雨が降るから仕方なくない?」って思わないと。そこで「自分たちが悪いからだ」と言い始めたら、従業員は辞めちゃうよね(笑)。
――不可抗力の環境や、相性の悪い相手の責任まで背負う必要はない。仕事をする上で「自責思考」は美徳とされがちですが、行き過ぎると自分を壊してしまいますね。
それが分かると、ちょっと動き方が変わってくるよね。相手が全部悪いわけでもないし、自分が全部悪いわけでもない。大事なのはバランスです。
ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
AIを活用したデジタル戦略が必須となる中、ダイハツ工業や旭化成、NOT A HOTELなどビジネス変革に取り組む企業の「当事者の声」を通じて、現場のリアルな課題解決方法を探ります。視聴登録はこちらから。
「AI」「タイパ」時代に、なぜ「殴り書きプレゼン」なのか プロ営業師・高山氏が実践する“逆張りの仕事術”
「部長、それってアゲですか?」 沈黙の会議を壊すギャル、大手企業が頼るワケとはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング