ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
AIを活用したデジタル戦略が必須となる中、ダイハツ工業や旭化成、NOT A HOTELなどビジネス変革に取り組む企業の「当事者の声」を通じて、現場のリアルな課題解決方法を探ります。視聴登録はこちらから。
生成AIやAIエージェントの普及に伴い、AIチップの需要は爆発的に拡大している。長らくNVIDIAのGPUが市場をけん引してきたが、ビッグテックによる独自開発や新興ベンチャーの台頭により、その勢力図に変化の兆しが見え始めた。
本記事では、NVIDIAの牙城に挑むGoogleの戦略、AIモデルの「推論」を巡るトレンド変化、そしてサプライチェーンの要である台湾積体電路製造(TSMC)の動向から、AIチップ市場の今後の覇権争いを読み解く。
本記事は、アイティメディアが運営する動画メディア「TechLIVE」で公開した動画『GoogleのAIチップは最強NVIDIAを崩せるか?【ITmedia ニュース解説】#44』を基に作成しています。動画の内容は2026年6月5日公開当時のものです。
現在、AIチップ市場においてNVIDIAは学習用アクセラレーターの約80%のシェアを握り、圧倒的な「1強」状態を築いている。しかし、この独壇場に切り込もうとしているのがGoogleである。
同社は、特定用途向けに最適化した独自開発の専用AIチップ「TPU(Tensor Processing Unit)」を武器に、市場への本格参入を進めている。
Googleが独自チップを開発する上での最大の強みは、AIモデルなどのソフトウェア、それを動かすクラウドインフラ、そしてハードウェアであるTPUを一体で開発・運用できる「オールGoogle」のエコシステムにある。これにより、ソフトウェアの進化にハードウェアが追いつかないといった問題を回避しやすい。
さらに、同等の計算処理を行う場合、汎用GPUより消費電力を低く抑えられるため、コストパフォーマンスにも優れるという強みを持つ。
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