フリーランスや業務委託として関わった人材を正社員として雇用する「トランジション採用」が広がっている。前回の記事では、フリーランスから正社員に戻る人が増えている、いわゆる“キャリアの逆流現象”を取り上げたが、こうした人材を即戦力として迎え入れる企業は、もはや珍しくない。では、企業は何を評価し、どのような人材を採用しているのか。
転職支援サービス「リクルートエージェント」の実績では、2024年4〜9月の正社員への転職数が5年前の2.8倍に達し、「doda」でも同期間で2.7倍に上っている。
Webサイト制作などを手掛けるGIG(東京都中央区)の調査では、フリーランス人材を正社員として採用したことがある企業は54.7%に上り、73.6%が今後も積極的に採用したいと回答している。人材不足が続く中、即戦力を見極めたうえで採用できる手法として広がりつつある。
ただ、フリーランス人材の誰もが、希望どおりに採用されるわけではない。とりわけ、40代以上で管理職の経験がない場合はどうか。近年、中高年の転職機会はむしろ広がっているとされるが、フリーランス経験は新たな壁にならないのだろうか。
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