40歳という境目はあるものの、年齢だけで採用が決まるわけではない。40代以上で管理職経験のないフリーランスでも、選考に進むケースは少なくない。
評価を分けるのは、管理職の肩書の有無ではなく、チームを率いた経験、後進を指導・育成した経験、特定の技術領域における高い専門性などだ。こうした実績があれば選考に進みやすく、プレイヤーとしての実装経験しかない場合は、見送られることが多い。
一方で、フリーランス経験の長さが壁になるケースもある。理由としては「協調性への懸念」が挙げられる。フリーランスは自由な働き方を求めて独立する人も多く、正社員と比べてチームで連携する機会は少ない。そのため、組織内での協働に不安を感じる企業もあるようだ。
人材サービスを展開するプレシャスパートナーズ(東京都新宿区)の高崎誠司氏は、フリーランス人材の採用を考える企業が最も気にするのは「カルチャーフィット」と「組織で働く覚悟」だと指摘する。つまり、スキルや経歴の前に、組織の方針や文化になじめるか、チームの一員として動けるかが問われる。
実際に採用した企業も、同じ点を見ていた。あるSaaS企業は、導入支援を担うコンサルタントとしてフリーランス人材を正社員に迎えた。選考で特別な課題を課すことはなかったが、フリーランス歴が長い人については、担当してきたプロジェクトの規模や正社員としての適性、案件終了後に入社できるかどうかを面接ですり合わせた。
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