軽自動車市場は、これまでは日本メーカーだけで競争していればよかった。だが、BYDが本格参戦したことで、生き残りをかけた戦いになる。なぜなら、BYDが補助金で不利になるにもかかわらず、お手ごろ価格で勝負してきたことに加えて、性能面でエネルギー効率がずぬけているだけでなく、ユーザーにとって便利な機能を搭載した車になっているからだ。
ただ、中国の自動車メーカーが出してきた車に対して、抵抗感を持つ日本人ユーザーが一定程度いることも確かだ。こうした顧客層に対して、いかに丁寧に説明して、BYDブランドを浸透させられるかが「1万台」という目標達成の鍵になる。そのためには、地方サイドの販売網の拡充が課題になる。特に軽自動車ユーザーは販売店との親密な付き合いを求めることが多いため、このあたりの顧客対応も重要なポイントになりそうだ。
日本メーカーが長年にわたり独占していた軽自動車市場に、BYDが風穴を開けられるか。激しい戦いの火蓋が切られた。次の後編では劉社長の単独インタビューから今後の展望を探る。
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