日本バス協会によると、運転に欠かせない大型二種免許の保有者は2006年からの15年ほどで約25%減少し、保有者も約57%が60歳以上と高齢化している。そこにコロナ禍が重なって移動需要が急減し、350人ほどいたウィラーエクスプレスの運転手も、一時は4分の3ほどの水準まで減った(その後は回復)。
こうした難局の中、同社が打ち出したのがイメージの刷新だ。バスの運転手は長く、「なりたい職業」とは見られてこなかった。飛行機のパイロットのような憧れの職業とは見られにくい。平山社長は、そうした印象を変えたいと考えた。
2024年、運転手の呼称を「ハイウェイパイロット」に改めた。込めた思いは、「スピードではなく、安全と接客の質で高速道路のトップを目指す」というものだ。単なる改称ではなく、仕事そのものの地位を引き上げる狙いだった。
あわせて、待遇も大きく改善。運転手の平均年収を3年間で100万円引き上げ、600万円とする目標を掲げた。初年度に50万円、続く2年間で25万円ずつと、段階的に進めた結果、平均年収は2023年の約560万円から、2024年に約615万円、2025年には約640万円となり、目標を上回った。給与を理由とする離職は、ほぼなくなったという。
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「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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