課題への対策として、外国籍の運転手の採用も挙げられるが、高い日本語力が求められるため、思うようには進んでいないという。ただ、待遇の改善や未経験者の育成、健康経営など、同社の取り組みには他社の関心も高い。航空や鉄道など、人材確保に課題を抱える他業種からも視察や問い合わせが相次いでいる。
事情の異なる他社が、同じ取り組みをすぐに実現できるわけではない。それでも平山社長は、こうした取り組みが業界に広がることを期待する。「われわれの取り組みが注目されることで、業界も少しずつ変わっていく。選択肢になっていなかった人に、選択肢だと思ってもらえるようにしたい」
AIの普及でホワイトカラーの仕事が揺らぐ中、現場で体を動かす仕事が見直され始めている。仕事に対する価値観が変化しつつあり、同社にもホワイトカラー職と比較検討しながら応募する大卒者が現れている。かつては考えにくかったキャリアの選択肢だ。バス運転手の仕事がすぐに自動運転に置き換わる気配もない。人の命を預かる以上、当面は人が運転席に座り続けるだろう。
現場仕事の待遇改善が進み始めており、同社の運転手の年収も、いずれ1000万円に届く可能性があると平山社長は考えている。バス運転手が「なりたい職業」の一つになれるのか。ウィラーの取り組みから、今後も目が離せない。
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「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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