ゼブラは今回の製品を起点に、これまで培ってきた筆記技術をデジタル領域へ広げていく考えだ。
次に見据えるのが、「書く」という行為そのもののデータ化だ。筆記の速度やペンの角度、筆圧などを記録する製品を開発している。文字そのものを記録するだけでなく、「どのくらいの速さで、どんな角度で、どれくらいの力をかけて書いたのか」といった、書いているときの動きまでデータとして捉える。
医療と教育面での展開を検討しており、大学と連携し、パーキンソン病患者の筆記データを集めているという。一定の傾向が見えてくれば、診断に役立つ可能性がある。教育の分野では、中高生向けの探究学習にも活用している。
もともとは「ツル抜け」という、ボールペンにとって避けたい現象だった。それを逆転の発想で機能に変えたのが、スタイラスツーウェイだ。長年培ってきた技術を別の角度から見直すことで、弱点は新たな強みに変わった。
ボールペンの未来は、紙の上だけにあるとは限らない。
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