2012年からは、海外展開も開始した。まずは、東南アジアの拠点として、シンガポールにAsia Pacific本部を設立。2018年にはカリフォルニア州に北米本部を設立し、米国市場への展開も強化している。
コロナ禍の影響で閉店した店も多かったが、近年は順調に出店を進めている。今年は、4月に台湾・台中市とオーストラリア・シドニー、5月に米国・カリフォルニア州、6月にカナダ・バンクーバー、7月に米国・マサチューセッツ州、8月に米国・アイダホ州と立て続けに6店舗を開業した。
中でも好調がうかがえるのは、北米初の直営旗艦店として米国・カリフォルニア州ロサンゼルスに開業したパサデナ店だ。初日は店頭に約300人が並び、最大で2時間待ちになった。若者を中心に地元客が多く訪れ、抹茶のラテやパフェがよく売れたという。
そもそも、なぜ七葉は米国展開を強化しようと考えたのか。朽網社長は、2つの要素を挙げた。
「日本食のチェーンにとって、北米はまだブルーオーシャンだと考えています。寿司やラーメンなどは進出していますが、それほど大きな規模ではなく、個人店のほうが多い印象です。参入障壁が高い分、チャンスがあるかなと思っています。
それに加えて、東南アジアと比較して、米国は新しいものを受け入れる土壌があると感じます。ブランドへのロイヤルティが高いというか。契約を順守する風潮も強いですし、当社がやりたいことを実現しやすいマーケットかなと考えています」
国内飲食チェーンの米国展開といえば、くら寿司(約90店舗)、牛角(約60店舗)、丸亀製麺(20店舗)などは着々と店舗数を増やしている。スイーツ専門店だと、ビアードパパ(34店舗)、「てつおじさんのチーズケーキ」(16店舗、海外では「Uncle Tetsu」として展開)のほか、辻利茶舗もカナダで数店舗を運営している(いずれも9月上旬時点)。
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