事業面において、両社の統合が最も大きなインパクトをもたらす領域の一つが、自治体を中心としたパブリック領域だ。ネットワンシステムズは、都道府県や中核市などのネットワークインフラ構築において圧倒的な実績を持ち、特定のコンペティションでは非常に高い落札率を誇るという。
「しかし、当社にはこれまでアプリケーションに関する提案力が欠けていました。そのため、お客さまは『ネットワークインフラはネットワンシステムズ、アプリは他社』と分けて発注せざるを得なかった状況がありました。SCSKは金融向けのマネーロンダリング対策や医療向けソリューションなど、強固なアプリケーション基盤を持っています。これを自治体向けに横展開できれば『ネットワンシステムズに頼めば、基盤からアプリまで全て任せられる』という状態を作り出せます」
また、自治体や企業が直面するサイバーセキュリティの脅威に対しても、提供価値を高めている。
「ランサムウェア被害にあった際、一次被害の全容すら説明できない企業が少なくありません。われわれは、被害範囲の特定からレポートの作成支援、そしてシステム復旧まで、お客さまの事業継続にコミットする体制を構築しています。ここまで踏み込める企業は他にないと自負しています」
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