「AIなら何でもできる」は大間違い 仕事を任せる前に知っておきたい3つの弱点頭のいい人がやっている「じぶんAI」構築術(3/6 ページ)

» 2026年09月20日 09時00分 公開
[熊谷基継ITmedia]

(2)文脈・空気・微妙なニュアンスが重視される仕事

 AIは文章を生成するのが得意ですが、文脈の温度感を考えたり、感情の調整をすることは苦手です。

 例えば、

  • クライアントとの関係性を踏まえた文章の言い回し
  • 部下の気持ちをケアするメッセージ
  • ビジネス上の微妙な駆け引きが必要な内容
  • 社内の力関係や文化を考慮した判断
  • 相手によって言い方を変える必要があるメール

 こういう人間関係の行間を読む仕事をAIにまるごと任せると、「冷たい印象になる」「意図が伝わらない」「相手を怒らせる」といったトラブルを引き起こしやすくなります。

(出典:ゲッティイメージズ)

 もちろん、AIに文章のたたき台を作らせること自体は有効です。しかし、相手の性格や過去の経緯、そのときの感情といった「文面に表れない情報」は、あなたにしか分かりません。

 AIが生成した文章をそのまま送るのではなく、相手との関係性を踏まえて表現を調整する。この最後のひと手間こそが人間の担うべき役割であり、それを怠ると、効率化のつもりが信頼関係を損なう結果を招きかねないのです。

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