AIによって人の仕事が変わる中、経営者やマネジャーには何が残るのか。佐藤氏は、AIが論理的に考える部分を担うようになる一方で、人にしか担えない役割が2つあると話す。
「論理的に考えるのはAIのほうが得意です。人がやるのは、何を解決すべきか問いを定義することと、AIが出したA案、B案、C案から何をやりたいかを選ぶ最後の決断。頭と尻の部分です」(佐藤氏)
問いが間違っていれば、AIから出てくる答えも役には立たない。だからこそ、AIを使う時代には、何を問いとして設定するのかを考える力が重要になるのだ。
カオナビが株式の非公開化によって確保した5年間は、AI機能を追加するためだけの時間ではない。人材データを集め、AIに選択肢を出させ、企業や個人が自分で決める。その流れをHR領域全体に広げるための投資期間だ。
人事システムは、これまで「人を管理する」ための道具という側面が強かった。カオナビが目指すタレントインテリジェンスは、そこからさらに踏み込み、データとAIを使って、人事だけでなく現場のマネジャーや働く個人自身が意思決定するためのツールへ変えようとしている。
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