任天堂、「Pokemon GO」米ランキング1位で株価もゴーゴー
7月8日の株式市場で任天堂(東証1部)が好調。前日比+1335円(+8.94%)の1万6260円となった。新作の位置情報ゲーム「Pokemon GO」がApp Store米ランキング1位となったことを材料視か。
7月8日の株式市場で任天堂(東証1部)が好調だ。前日終値1万4935円から1000円以上株価を上げ、午前には1万6670円の高値を付けた。その後は1万6000円台前半を推移し、前日比+1335円(+8.94%)の1万6260円で大引けを迎えた。人気作品「ポケットモンスター」のスマホゲーム新作「Pokemon GO」が、リリース後すぐにランキング上位となったことを材料視し、買いが集まった。
「Pokemon GO」は、「Ingress」を開発・運営するNiantic Labsとポケモンが共同開発した、シリーズ初めての位置情報ゲーム。現実世界そのものを舞台として、普段歩いている道や家の中にポケモンが出現。ポケモンをゲットしたり、戦ったりといった冒険ができる。
プロジェクトは2014年からスタート。地図上にポケモンが表示され、タップすれば捕まえられる――というGoogleマップのエイプリルフール企画「ポケモンチャレンジ」をきっかけに、Googleマップのチームや故岩田聡さん(任天堂前社長)も積極的に関わる大きな企画となった。
ゲームは日本時間の7月6日から世界各国で順次配信開始しており、米国ではApp Storeのトップセールス・トップ無料ランキングの1位を獲得するなど、ユーザーは高反応を示している。日本のストアではGoogle Playのみに登場しているが、サービス自体は開始しておらず、日本ユーザーの期待が集まっている。
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