喫煙可のコワーキングスペースが恵比寿に登場 非喫煙者に気兼ねなく働ける場所を提供
飲食店や宿泊業を展開するアールエスエフ(東京・渋谷)は、喫煙しながら仕事ができるコワーキングスペース「喫煙喫茶作業室 恵比寿神社裏店」をオープンする。サービスは11月2日に提供を始める。
飲食店や宿泊業を展開するアールエスエフ(東京・渋谷)は、喫煙しながら仕事ができるコワーキングスペース「喫煙喫茶作業室 恵比寿神社裏店」をオープンすると発表した。サービスは11月2日に提供を始める。
コワーキングスペースの収容人数は、着席で最大8人〜10人程度。滞在中はハンドドリップコーヒー、ソフトドリンク、駄菓子を無料で提供するほか、フルタイム会員には1回の来店につき加熱式たばこ「アイコス」を1箱無償提供する。
価格は午前11時から午後4時までのデイタイム会員で月額1万5000円(以下、税別)から。非会員向けに1時間500円のウォークインや、1000円の半日お試し券も用意する。コワーキングスペースは加熱式タバコ喫煙者限定だが、紙巻き煙草も専用の屋外バルコニーで喫煙可能にした。「喫煙喫茶作業室」の飯田健二店主は開業の狙いを語る。
「さまざまな事情により、昨今タバコを気兼ねなく吸える空間があまりに少ないのではないかな、と考えました。コーヒーなどのドリンク代を払えばいつまでも居て良い、という喫茶店スタイルではなく、あえて時間当たりの料金を設定して会員制にすることで、お客さまがよりストレスフリーになれる場所として長い目でご利用頂けるのではないかと感じ、ビジネスとしてローンチすることを決めました。また貸し会議室などの法人会員プランも準備しています」
4月から東京都受動喫煙防止条例、改正健康増進法が全面施行され、2人以上が利用する施設は原則屋内禁煙となった。さらに、10月にたばこ税の増税によりたばこの値上げが実施され、喫煙者にとっては厳しい風が吹いている。非喫煙者に気兼ねなく仕事ができる場所を提供するサービスが今後増加していくのか注目だ。
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