オフィス出勤のデメリット? 「デスク爆弾」をどう避けるか――空気を悪くせず注意する3つのコツ(1/4 ページ)
コロナが落ち着いてオフィス出勤が復活し、久しぶりの対面コミュニケーションに社員たちは盛り上がっている。しかし雑談が長すぎて、肝心の業務に支障が出始めているというのだ。
「キレイごとナシ」のマネジメント論
常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
「2時間も雑談が続いてしまって、本当に困っています……」
ある広告代理店業の部長からこんな相談を受けた。コロナが落ち着いてオフィス出勤が復活し、久しぶりの対面コミュニケーションに社員たちは盛り上がっている。しかし雑談が長すぎて、肝心の業務に支障が出始めているというのだ。週1〜2回の貴重な出社日なのに、半日近くを雑談で過ごしてしまう社員もいる。注意したいが、せっかく活性化したコミュニケーションを萎縮させたくない。
こうした事例は決して珍しいことではないだろう。ABEMAニュースでも2023年1月の放送回で「デスク爆弾」という現象を取り上げ、「職場などで自分のデスクに前触れもなく近づいてきて、延々と雑談や仕事の相談をされること」の是非を議論していた。
そこで今回はオフィス出勤復活に伴う課題と、上司として空気を悪くせずに注意するコツについて解説する。リアルコミュニケーションとのバランスに悩んでいる管理職は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
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