裾野広がる「銀行API」 “金融業界” 越えたビジネスの可能性

家計簿アプリやスマホ決済など、日常に溶け込んでいる金融サービス。その裏側には、銀行の基幹システムにインターネットを介して接続する「銀行API」の存在がある。2018年施行の改正銀行法を機に、現在では100を超える金融機関がAPIを開放。そうした銀行APIは、意欲的な企業がサービスに取り込んでいる。活用している企業は、従来の“金融業界”に限らず、通信事業者、EC事業者、旅行会社などさまざまだ。銀行APIは現在、そして今後、どのように活用が進むのか。裾野が広がる銀行APIの最前線を追う。

注目記事

日本の事例:

組込型金融(エンベデッド・ファイナンス)という言葉がバズワードになっている。日本における状況はどうなっているのか。どんなサービスが生まれつつあるのか。

(2022年2月22日)
なぜ、注目されているのか:

組込型金融(エンベデッド・ファイナンス)という言葉がバズワードになっている。市場規模は2026年には1380億円に拡大する見通しだ。なぜ、ここまで大きな反響を呼んでいるのか。

(2022年1月11日)

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(2021年12月14日)

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(2021年11月29日)

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(2021年9月27日)

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(2021年7月29日)

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(2021年7月6日)