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» 2007年10月17日 10時15分 公開

話題作「ブレイブ ワン」でジョディ・フォスター来日+D Style News

映画「ブレイブ ワン」の主演女優ジョディ・フォスターが映画のプロモーションで来日。会見では、自然体で才色兼備なジョディの、魅力あふれるコメントが飛び出した。

[本山由樹子,ITmedia]

 映画「ブレイブ ワン」のプロモーションのため、主演女優のジョディ・フォスターが来日。10月16日に六本木ヒルズで記者会見が行われ、ジョディとともに、監督のニール・ジョーダン、プロデューサーのジョエル・シルバーも登壇した。

photophoto (C) 2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

photo プロデューサーのジョエル・シルバー(左)や監督のニール・ジョーダン(右)も来日

 ジョディが演じるのは、ニューヨークでラジオ番組のパーソナリティーを務めるエリカ。チンピラに婚約者を殺され、自身も瀕死の重傷を負った彼女が拳銃を手にしたことで、犯人に制裁を加えていく。銃社会のモラル、そして、処刑人と化した彼女を許せるか、否かを観客に問う社会派サスペンスだ。

 この映画のタイトル「ブレイブ ワン」(=勇気ある者)について、ジョディは「これには皮肉も込められている。エリカは様々な体験を通して恐怖に支配され、銃を買い、その銃よって破壊を導いてしまう。銃は破壊そのもの。その一方で、彼女は生きたいと願う。これも一つの勇気だと思う。私はエリカほど勇気がないから、スクリーンで体現しているのよ」と語った。

 また、銃についてどう思うか? との問いには「私は政治家ではないから公の場では社会的な意見は述べないようにしているの」とサラリとかわしつつ、「人はポケットに銃を入れただけで、自分にはパワーがあると勘違いしてしまう。自分が生きるということは、誰かが死ぬということ。銃は人をモンスターに変える」と鋭い意見を口にした。


photo (C) 2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

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 今回、製作にも携わったジョディ。主人公の設定をジャーナリストからラジオのパーソナリティーに変更した理由については「最初のシナリオはミステリー仕立てだったので、もっと知的な作品にしたかった。ラジオから流れる夜の語りで、映画のトーンを形作りたかったから」。

 本作の魅力については「暴力を振るわれると、普通の女性は自分の殻にこもってしまう。たとえばアルコール中毒や虐待……。だけど、エリカは違う。この映画がユニークなところは、エリカが“私は破滅したくないから、あなたを破滅させる”と発想すること。最初に脚本を読んだときに、こんな女性がいるんだと驚いたけど、確かに人間にはそういう面もあると思う。もちろん、銃による復讐に走るエリカの行動は間違っているわ。でも、私たちは彼女の行動にいつしか共感してしまうの。そこが、この映画の力ね」と力強く語った。


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 エリカの行動については、ニール・ジョーダン監督もジョディと同意見のようだ。「彼女の行動は不合法なことばかりだが、撮影中、彼女に対する同情が消えることはなかった」。

 また、ジョエル・シルバーは「復讐劇というのはハリウッドの定番ジャンルとなっているが、この映画は女性の視点から撮ったことが新しいと思う。我々は“エリカの行動が許されるか、許されないか”という問いかけに答えを出していない。見た人が考えてほしい」とアピールした。

 最後に、「復讐したい相手はいる? 法に触れない範囲でいいので」という質問が。「誰でも毎日何かしら傷つくことはあると思う。傷つけられたら、傷つけたくなるのは仕方ないことだけど、文明人だから復讐という選択はしないわ。でも、電子機器は苦手でイライラすることもあるの。だから、復讐したい相手がいるとすれば、電子機器ね(笑)」とチャーミングな一面も見せたジョディ。質問には的確に、しかも嫌味なく答える。大げさに振舞うこともなければ、気取った様子もない。あくまで自然体で、これが本当の才色兼備といったところ。

 「ブレイブ ワン」は10月27日からサロンパス ルーブル丸の内ほか全国にて公開される。

筆者プロフィール

本山由樹子

ビデオ業界誌の編集を経て、現在はフリーランスのエディター&ライターとして、のんべんだらりと奮闘中。アクションからラブコメ、ホラーにゲテモノまで、好き嫌いは特にナシ。映画・DVDベッタリの毎日なので、運動不足が悩みの種。と言いつつ、お酒も甘いものも止められない……。


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