東京モーターショーの会場・幕張メッセの北ホールには、国内外のバイクメーカーが注目のモデルを出展している。その中から気になった世界初公開モデルを紹介しよう。
ホンダモーターサイクルジャパンのブースで展示されていたのは、レトロなカフェレーサーを思わせるコンセプトモデル「CB1100R」。“こだわりを持つ大人のための、モダンカフェスポーツコンセプト”だという。エンジンは1140ccの空冷直列4気筒を採用。カウルのデザインを始め、全体的に軽快なフォルムに仕上がっている。
スズキブースにはコンセプトモデル「バイプレーン」が展示されていた。「飛行機に乗っているようなイメージ」をキーワードに制作し、そのデザインは「複葉機」をモチーフにしているという。ボディ全体を包む滑らかな曲線は、確かに複葉機のようなレトロ感が漂っている。エンジンは1000ccのV型4気筒を縦にレイアウトした。
近未来風のメカニカルなデザインが男心をくすぐるヤマハ発動機の「テッセラクト」は、水冷Vツインエンジンとモーターにより駆動するハイブリッドビークルのコンセプトモデルだ。真横から見ると2輪だが、角度を変えれば4輪であることに気づく。独自のデュアルサイズサスペンションを搭載し、4輪ながら車体を傾けて旋回することが可能だ。バイクの機動性と車の安定性との両立を目指したモデルとなっている。
川崎重工業は世界初公開モデルとして「D-TRACKER X」を参考出展。現行モデル「D-TRACKER」の雰囲気を残しつつ、ストリートを意識した現代風のスタイリングを採用した。フューエルインジェクションを搭載した水冷DOHCエンジンを採用。
トライアンフモーターサイクルズがお披露目したニューモデル「ロケットスリー・ツーリング」は排気量2294ccの水冷並列3気筒エンジンを搭載したビッグバイク。最大出力は108馬力を誇る。サスペンションはツーリング用にチューニングが施され、シートもハンドリングを楽にするよう低めに設定されている。容積39リットルの大型パニアケースも備えた。
このほかにも、特に国内メーカーからは多くの世界初公開モデルがお披露目されているので、気になる人は会場でチェックしよう。会期は11月11日まで。
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