しかし何といっても話題をさらったのは、関係者しか入場しない搬入日からベールを被り(!!)、ショー開幕のステージまで完全に極秘を貫いた、GT500クラスのGT-Rのオフィシャルな公開でしょう。
私も勇んで見に行きましたが、ロー&ワイドなスタイリングはさすが日本の誇るGT500カー。かっちょいい!!
でも……ぶっちゃけ、実はZファンだった私。GT-Rへの車両変更が発表された当時は複雑な気持ちになったんですが、アンヴェールされたこのGT-R、これまで参戦していたZとどこが違うのかしら……? Zとの差はどこに? とガン見してしまったのでした。あまりにも違和感がない!!
もちろんNISMOカラーに包まれている、という視覚的なこともあるのでしょうが(実際は2007年までの赤&白カラーリングから赤&黒のコンビネーションに変わってはいるのですが、フロントから見るに「NISSANらしさ」は充分に踏襲されています)。
2009年規定に早くも合わせた屋根の低さ、フロントに燦然と輝くGT-Rのエンブレム、フロントグリルとヘッドライトはもちろんわかりやすく変更されています。
……さてさて、エクステリアよりもそのパフォーマンスに歴然とした差を見出すことが出来るのかも知れません。その中身の進化は相当なものだともれ聞くことも多く、うわさによると、そのコーナリングスピードは圧倒的な速さを誇るそうな。既に行われているテストで出された平凡なタイムは、開幕前のハンデを嫌った三味線タイムとも言われていて(スーパーGTには、イコールコンディションで戦うための性能調整があるんです)、その真相は謎に包まれていますが「今年の主役はGT-R!」との情報も。
思わず写真を撮る手に力が入ってしまいました。
このカーナンバー23のGT-Rをドライブすることが決定しているNISSANのエース、本山哲選手にGT-Rの感触を聞いたのですが、思わせぶりな笑顔で多くは語ってくれず!
……ふふふ、これは開幕戦が非常に楽しみになってきましたよ!!
会場には物販を行うブースも数多く出展され、こちらもここでしか手に入れることのできないモノを手に入れるために大混雑です。
これはモーターショーでも言えることですが、年々アジア方面の来場者が増え、会場内は国際色豊かな様相を呈しているのですが、それだけ日本のショーやチューニングカーは注目度が高いと言えることが出来ると思います。
実際アジア方面に出かけると、日本のチューニングショップのステッカーや日本語のステッカーを貼った日本車に遭遇することも多々あるのですが(香港あたりではこの日本のステッカーを専門に売ってるお店もあるほど!)、ひときわ海外からのお客さんが殺到していたのはこのGT-Rグッズのセレクトショップでした。
日本から世界に発進するGT-R。
なんだか誇らしい気持ちになってしまいました。
次回も東京オートサロンの各ブースの様子をお届けします。お楽しみに!!
今井優杏(イマイ ユウキ)
2006年にレースクイーンを引退し、レースを通じて知ったクルマの素晴らしさを伝えたい! とモータージャーナリストに転身。また、MCとしても、モータースポーツ関連イベントを中心に幅広く活動中。
愛車はFIAT・バルケッタ(赤)。ラテンのクルマを愛する情熱系。
クルマは所有も運転もJOIA(喜び)。もっと楽しみましょう!!
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