ザネッティが製作する時計のデザインはすべて手書きのデッサンから始まる。今年は新作として「リージェントコレクション」から「リージェント フルスカイ」が発表された。リージェントコレクションは緻密で繊細なデザインを施した文字盤が印象的なシリーズ。リージェント フルスカイの文字盤はマンモスの牙を素材として用い、地球、土星、太陽など宇宙を思わせるパーツが色鮮やかに彫られている。熟練の職人たちが、伝統の手法をつかって手作業で彫り込んでいるというこのデザインは、全く同じものがひとつとしてない。シースルーのケースバックにも丁寧に天体が彫り込まれており、細かい部分にもこだわりが感じられる。
サイズ展開は42ミリと33ミリの2サイズとなっているため、ペアとしても楽しめるモデル。価格は42ミリモデルが49万3500円(予価)、33ミリモデルが35万7000円(予価)となっている。
アートウォッチとして知られる、“Giotto(ジオット)”を販売しているグリモルディ。今回は「エリアコレクション」から新作が発表された。「エリアコレクション」はグリモルディのいとこである、エリアが文字盤をデザインするコレクション。その新作は「ハートのときめき」を意味する「Palpito(パルピト)」という名のモデルだ。ホワイトとブラックの2種類から選べる文字盤にはエリアデザインのハートがメタルを用いて描かれる。また、ハートの横にはエリアが手書きでユーザーひとりひとりの名前を書き入れてくれる。ゆるやかにカーブを描いたケースの柔らかなラインが、洗練された印象をもたらす一品。
サイズ展開は49ミリと、32ミリの2サイズ展開。彼が描いた原画とポエムもセットになっており、プレゼントとしてお勧めだ。価格は49ミリモデルが19万9500円(予価)、32ミリモデルが18万9000円(予価)。8月の発売が予定されている。
スイスの時計メーカーであるペルレからは機能性とデザインを兼ね備えたジュエリーウォッチが発売される。ペルレは、18世紀半ばに創業した歴史あるブランド。創業者の孫にあたるルイ・フレデリック・ペルレは、ルイ18世などの時代に才能が認められたフランス王室御用達の時計師だった。同社は1995年に世界で初めて自動巻ダブルローターを開発。以来ダブルローターは機能面における特徴の1つとなっている。
レディースウォッチにおける新たな挑戦として、ペルレは機能性とジュエリーウォッチの融合を目指した。新作「ダイヤモンドフラワー」は文字盤側のローターにダイヤモンドなどのジュエリーをあしらっている。宝石のあしらわれたローターは文字盤上で可憐に揺れ動き、遊び心と同時に高級感を演出する。
担当の方によれば、今年の「バーゼルワールド」で「男性がつかってもいいのでは?」という声が上がっていたとのこと。レディースだからといってプレゼントというだけではなく、男性がつけてもいいだろう。価格は99万7500円(予価)で、秋ごろの発売が予定されている。
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