「フォードの魅力はいったいどこにあるのか?」その疑問に最も的確に答えられるのは、フォード・ジャパン・リミテッド社長のランディ・クリーガー氏であることは間違いないだろう。日本での販売において、既存の路線とは大きく異なる方向に舵を切ったクリーガー氏の見つめる先にはいったい何があるのだろうか? |
1964年生まれ。米国ミシガン州バトルクリーク出身。ミシシッピー州ミシシッピー大学を卒業、テネシー州のメンフィス大学においてファイナンスのMBAを取得。2006年1月1日より、フォード・ジャパン・リミテッドの代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)に就任。2003年5月以来、中国・重慶の長安フォードにてマーケティング、セールスおよびサービス担当バイスプレジデントを務めている。 |
フォードの魅力は、大前提として、真のアメリカンライフを体現していることです。その魅力は大きく分けて3つあります。
例えば「マスタング」。これは自由の象徴ですね。マスタングというのはその歴史においても、デザインにおいても、他の車では体験できないようなライフスタイルを体験させてくれる車だと思います。パワフルなV8エンジン、そしてオープンエアーを堪能できるコンバーチブルモデルは、まさに自由、フリーダムを感じさせてくれるでしょう。そして、アメリカのライフスタイルにはもう1つ、アドベンチャー……冒険という要素があると思います。フォードの車で、どこにでも行けて、何でもできる。ドライバーのアドベンチャー精神を満たしてくれる車。それが「エクスプローラー」です。そして、さらにアドベンチャー性を追究したい方にはエクスプローラーの「スポーツ トラック」をオススメしたいですね。最後のキーワードはラグジュアリーです。2008年、私たちフォード・ジャパン・リミテッドにとって非常にうれしいサプライズが「リンカーン」ブランドの日本導入です。リンカーンブランドが提供するラグジュアリーとは、非常に乗り心地がいい、リラックスして運転ができる、走りもスムーズであるということです。 |
新たに日本に導入されたリンカーンですが、ブランドのキーワードは「モダン・アメリカン・ラグジュアリー」です。モダン、これは新しいデザイン、テクノロジーを搭載していること。アメリカらしさとは、パワフルなエンジン、大柄なボディーを示しています。そして、先ほど申し上げたラグジュアリー。リラックスできて、カジュアルでありながらも非常にエレガントである。リンカーンはフルレンジのライフスタイルを楽しんでいただけるブランドです。
|
実は、「マスタング GT カリフォルニアスペシャル」、「マスタング GT レッドホット」もそうですが、これは日本独自の取り組みです。日本のお客様は、幅広いコンセプトを理解してくださいます。そしてまたそれがお客様のニーズにも応える形になっているので、「エクスプローラー XLTエクスクルーシブ」、「エスケープ タフ アピアランス」といったさまざまなコンセプトを展開していくこと、これを我々独自の取り組みとして今後も行っていきます。 |
取材・文/松井 悠
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング