長期試用リポート
「FUJIFILM X10」第1回――デザインにホレるカメラ(1/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
「コンパクトなX100」的なたたずまい
「FUJIFILM X10」(以下X10)は、レンジファインダーカメラを思わすクラシカルな外観が目を引く。それに、全体に張り付けられた皮革(本革でないのが残念)の仕上がりは本革の風合いが再現されていて、触り心地がいい。
レンズのズームリング、モードダイヤルなどは金属の削り出し。高級デジカメといえば金属削り出しだが、X10もきっちりそれに習っている。試用機のダイヤルはちょっと固めだが、遊びの少ない手ごろなクリック感があり、回して気持ちいい。
ズームリングも適度なトルクが効いており、動きも滑らかなので、何もなくてもつい回してしまう。シャッターボタンは、機械式レリーズを取り付けられるようにネジ穴が切ってあって、単純にデザインアクセントとしても好みだ。
とにかく、全体として「感触」がいいのだ。ひんやりとしたボディのアルミダイキャストをはじめとした金属の採用は、持っていて気持ちがいい。クラシカルなカメラといったスタイルは好き嫌いが分かれるかもしれないが、個人的には好きな部類だ。
サイズも手ごろな感じで、ポケットに入るコンパクトデジカメというレベルで考えると大きいが、ストラップは両づり式で、首から下げても、肩から斜めがけにしても安定して持ち運びしやすい。デザインが好ましいので、首から下げても楽しいのだ。
デザインに関して言えば、かぶせ式のレンズキャップもアルミ製で高級感がある。内面にはファブリックが張り付けられていて、レンズとの密着性もよく、外れにくいのも好印象。ただ、ヒモをつけられるわけではないので、そのうちなくしてしまいそうではある。
きちんと光学ファインダーを搭載している点も好感が持てる。ワイド端ではレンズにケラれるが、ズーム連動なので実用的ではある……が、個人的にはあまり使わない。視度調整もあって、必要であれば使えるという心強さはあって、左目でのぞき、鼻に液晶を押し付けるようにすれば安定性が向上するので、夜景撮影などでは有効ではある。
X10は、APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載した「FinePix X100」の姉妹(というか親子?)機と言えるような外観をしていて、機能的にもスタイルとしても、X100をさらにコンパクトにした製品といえる。ブラック基調のボディはX100に比べるとクラシカルな印象が薄れるが、コンパクトに凝縮していながら、うまくまとめ上げてきていると思う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
2
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
3
AIに200万円渡してネットショップを1年運営させてみた──Alibabaの研究者らがシミュレーション 資産14倍の例も
-
4
「Claude Mythos 5」、危害の兆候を顧みず実在の開発者を標的に──AnthropicとAISIが分析結果を公開
-
5
人に注射を打てる「サイボーグゴキブリ」の群れが、がれき下の被災者を救助? 実験成功率72%
-
6
「お名前.com」 のFX自動売買VPS、不正アクセスで金銭被害か 「600万円の損失」「55万円なくなった」……報告相次ぐ
-
7
タイムズカー、3000円の見舞金支払いへ 免許証画像漏えいの146万件対象 55億円の特損計上
-
8
1000万のWebサイトで「生きたAPIキー」が大量に“丸見え”状態? 大手銀行やインフラの鍵も 米スタンフォード大などが調査
-
9
トランプ大統領、Googleに「大西洋」の改名を打診 ピチャイCEOが「大洋は勘弁を」と難色
-
10
「AIでエンジニア派遣は不要になる」のか? 各社に肌感を聞いた 求められる人材、明確に変化
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR