キヤノンブースでは、デジタル一眼レフのフラグシップモデルである「EOS-1D X」と、コンパクトデジタルカメラのフラグシップモデル「PowerShot G1 X」、そして先日発表となった交換レンズ「EF24-70mm F2.8L II USM」の体験コーナーに人気が集中していた。
EOS-1D Xはステージ横のシューティングコーナーと、通路に面した正面のEOS-1D X体験コーナーにて触ることができる。モデル撮影体験ができるシューティングコーナーはレンズ交換ができないので、様々なレンズを試したい場合は正面の体験コーナーに行ってみてほしい。
EOS-1D Xは外観はほぼEOS-1Dシリーズと変わらず、新たに正面のマルチファンクション2ボタンや、縦位置用のマルチコントローラーなどが追加され使い勝手が向上している。新しくなったAFセンサーは従来機よりワイドとなり、動体予測時に力を発揮してくれそうだ。また、カスタムセッティングで精度の高いクロスセンサーのみを使用して測距することもできる。
AF追従で秒間12コマの連射は、ミラーショックが小さく押さえられておりEOS-1Dシリーズらしい小気味よい連写感覚を体験できる。さらにミラーアップした状態で秒間14コマの超高速連続撮影モードも実機で体験できる。
そのほか発表されたばかりの交換レンズ新製品「EF24-70mm F2.8L II USM」「EF24mm F2.8 IS USM」「EF28mm F2.8 IS USM」の実機体験もできる。EF24-70mm F2.8L II USMは、既存モデルと異なりテレ端からレンズ全長が伸びる。このためフードもレンズ先端に装着するように変更となった。このような光学設計の変更に伴う画質が気になるところだ。
手ブレ補正機能を内蔵した広角単焦点レンズ「EF24mm F2.8 IS USM」「EF28mm F2.8 IS USM」は、USM化による高速AFとフルタイムMF、ガラスモールド非球面レンズによる高画質化と、頼もしい進化をしている。手ブレ補正の効きもよく、夜景などの暗所での撮影のほか、動画撮影にも積極的に使っていきたいと感じさせる。
「PowerShot G1 X」は、実物を見るまではもっと大ぶりなカメラなのかと思っていたが、実際に手にしてみると、サイズ的にはPowerShot Gシリーズであると感じた。センサーサイズが1.5インチと大型化したことで、ボケを活用した絞り優先オートでの絵作りも楽しめるようになったことが特徴のひとつといえよう。
体験コーナーは同社説明員と会話ができるカウンター式で、来場者からは「ISO感度はどれぐらいまで常用できるのか」「MFの使い勝手」「新しいセンサーやレンズの写り、ボケはどうなのか」といった質問が飛び交っていた。
そのほか「IXY 1」などIXYシリーズやPowerShot Sシリーズ、デジタルビデオカメラ「iVIS」なども実際に手にとって体験できる。コンパクトデジタルカメラについてはIXY 1とIXY 420Fの2モデルでスマートフォン連携などが行える無線LANを新機能として搭載したことから、ブースではそのデモも行われている。iPhoneやiPadを持っている方は、Wi-Fiでどのような使い方ができるのか、どんな時に使うと便利なのかを見て・聞いて製品購入に役立ててみてはどうだろうか。
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