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「DSC-RX100 II」に3つのポイントからぐぐっと迫る(2/3 ページ)

» 2013年08月20日 10時54分 公開
[野村シンヤ,ITmedia]

Wi-Fiの使い勝手 NFC対応スマホならタッチで転送

 Wi-Fiに対応しているのもRX100 IIの大きな特徴だ。PCやスマートフォンにWi-Fiで接続することにより、撮影した画像を無線で送信できるのだが、それもいたって簡単。スマートフォンの場合は、Android(2.3以降)、iPhone(iOS4.3以降)にそれぞれ対応したアプリ「PlayMemories Mobile」をダウンロードしてインストールし、初回のみパスワードの入力など接続設定をすれば、あとは再生メニューから簡単に画像を送ることが可能だ。さらに、NFCに対応したAndroid端末なら、カメラにタッチするだけで送ることもできる。

 このPlayMemories MobileはRX100 IIをリモート操作することも可能で、シャッターを切る以外に、ズーミング、フラッシュのオン・オフ、セルフタイマー、静止画/動画撮影の切り替えといった設定も可能。スマートフォンの液晶モニタにリアルタイムにカメラからの映像が映し出されるので、記念撮影といったシチュエーションで重宝しそうだ。

photo Android端末ならPlayストアから「PlayMemories Mobile」をダウンロードする
photo アプリを起動して、カメラのWi-Fi機能をオンにすると接続できるようになる
photo

photo 初回のみカメラに表示されているパスワードを入力する
photo カメラとスマートフォンの間でWi-Fi接続が確立されると画像を送信することができるようになる
photo 送信できる画像サイズは「オリジナル」「2MB」「VGA」から選択可能。ただし、オリジナルは画像サイズがかなり大きいので、通信環境によっては失敗することも多々ある

photo リモートコントロール機能を使うと、スマートフォンからカメラをリモート操作できる
photo 細かい設定はできないが、ストロボの有無やセルフタイマーといった必要最低限の設定変更は可能だ

 RX100 IIは本格的な撮影にも応えてくれるコンパクトデジカメではあるが、より気軽に楽しめるよう「トイカメラ」や「レトロフォト」、「絵画調HDR」といったさまざまな効果を簡単に写真に施すことができる13種類の「ピクチャーエフェクト」機能も搭載している。同社のコンパクトデジカメではおなじみの「おまかせオート」や「プレミアムおまかせオート」、「シーンセレクション」といったカメラにまかせて撮影するモードも、もちろん用意されている。

 一方、RAWフォーマット撮影にも対応しているので、同社Webサイトから現像ソフト「Image Data Converter」(無料)をダウンロードすれば、自分なりに画像を補正し、高品質な作品を制作することも可能だ。実売で6万5千円(8月上旬現在)とコンパクトデジカメでは高級な部類ではあるが、それに応えうるだけのスペックを持ち、かつ遊び心も満たしてくれる、同社らしい製品といえよう。

photo F2.2 1/30秒 ISO160
photo F4.9 1/20秒 ISO3200
photo F5.6 1/100秒 ISO160
photo F2.5 1/30秒 ISO100
photo F3.5 1/30秒 ISO200 露出補正+1
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