Wi-Fiに対応しているのもRX100 IIの大きな特徴だ。PCやスマートフォンにWi-Fiで接続することにより、撮影した画像を無線で送信できるのだが、それもいたって簡単。スマートフォンの場合は、Android(2.3以降)、iPhone(iOS4.3以降)にそれぞれ対応したアプリ「PlayMemories Mobile」をダウンロードしてインストールし、初回のみパスワードの入力など接続設定をすれば、あとは再生メニューから簡単に画像を送ることが可能だ。さらに、NFCに対応したAndroid端末なら、カメラにタッチするだけで送ることもできる。
このPlayMemories MobileはRX100 IIをリモート操作することも可能で、シャッターを切る以外に、ズーミング、フラッシュのオン・オフ、セルフタイマー、静止画/動画撮影の切り替えといった設定も可能。スマートフォンの液晶モニタにリアルタイムにカメラからの映像が映し出されるので、記念撮影といったシチュエーションで重宝しそうだ。
RX100 IIは本格的な撮影にも応えてくれるコンパクトデジカメではあるが、より気軽に楽しめるよう「トイカメラ」や「レトロフォト」、「絵画調HDR」といったさまざまな効果を簡単に写真に施すことができる13種類の「ピクチャーエフェクト」機能も搭載している。同社のコンパクトデジカメではおなじみの「おまかせオート」や「プレミアムおまかせオート」、「シーンセレクション」といったカメラにまかせて撮影するモードも、もちろん用意されている。
一方、RAWフォーマット撮影にも対応しているので、同社Webサイトから現像ソフト「Image Data Converter」(無料)をダウンロードすれば、自分なりに画像を補正し、高品質な作品を制作することも可能だ。実売で6万5千円(8月上旬現在)とコンパクトデジカメでは高級な部類ではあるが、それに応えうるだけのスペックを持ち、かつ遊び心も満たしてくれる、同社らしい製品といえよう。
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