12.1M CCD、光学3倍ズーム、キセノンフラッシュ――LGの“デジカメケータイ”登場:PROシリーズ
LGエレクトロニクス製の「L-03C」は、デジタルカメラとしての形状と使い勝手を重視した、正真正銘の“デジカメケータイ”だ。1210万画素CCDセンサーや沈胴式光学3倍ズームレンズ、キセノンフラッシュなど、コンパクトデジカメに迫るスペックを持つ。
ケータイにカメラを備えたモデルは数多く存在するが、LGエレクトロニクスが開発した「L-03C」は、“デジタルカメラにケータイ機能を備えた”といっても過言ではないモデルだ。カメラ機能が前面に打ち出されているが、通話やiモード、国際ローミングなど、ドコモケータイとしての機能もサポートする。
外観はデジタルカメラそのもので、カメラ部とディスプレイ部の2面で構成されたストレート形状となっている。カメラにはペンタックスの沈胴式光学3倍ズームレンズを搭載。デジタルカメラと同サイズとなる1/2.3型(5.9×4.4ミリ)のCCDセンサーを採用し、画素数は1210万を実現。専用のシャッターボタンとズームホイールを備え、デジタルカメラと同様の操作感を実現した。HD動画撮影も可能だ。
高輝度LEDの4倍の光量を持つキセノンフラッシュも装備しており、暗い場所でも鮮明な写真を撮れる。シャッタースピードは最速で1/1500秒なので、高感度なCCDセンサーを合わせ、動きの多い被写体や乗り物から風景などもブレを抑えて撮影できる。光学3倍ズームとデジタル4倍ズームは、離れた場所にいる被写体を撮るのに役立つ。シーン自動認識や笑顔を検知してシャッターを切るスマイルショットなども利用できる。ISO感度は64〜3200相当まで設定でき、連写は約5コマ/秒を撮れる。
3インチのワイドVGA液晶には静電容量式のタッチパネルを備え、ここから各種操作を行う。本体を縦向きにするとケータイメニュー、横向きにするとデジカメメニューとなり、用途に応じて使い分けられる。PCからL-03Cを遠隔操作できる「On Screen Phone」機能や、Bluetoothキーボードを使った入力操作にも対応するなど、外部機器との連携も充実させた。
L-03Cのような“ユニークなケータイ”は海外で発売されているイメージがあるが、L-03Cは純粋な日本向けモデル。先進的な技術を採用したケータイが属するPROシリーズならではの1台といえる。
機種名 | L-03C |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約60×112×17.3ミリ(最厚部約22ミリ) |
重さ | 約165グラム |
連続通話時間 | 3G:約220分、GSM:約250分 |
連続待受時間 | 3G:約350時間、GSM:約310時間 |
カメラ | 顔認識付き 有効約1210万画素CCD |
外部メモリ | microSDHC(別売/最大16Gバイト) |
メインディスプレイ | 約3インチワイドVGA(480×800ピクセル)TFT液晶 |
サブディスプレイ | − |
ボディカラー | Black、Champagne |
主な機能 | WORLD WING(3G+GSM)、FOMAハイスピード、Bluetooth ほか |
関連記事
- CeBIT 2006:ついに1000万画素へ――携帯カメラ画質で争うSamsungとLG
今年のCeBITも、携帯関連で勢いを感じさせたのは韓国メーカー。注目を浴びていたのは、Samsungと、それを追いかけるLGの「ハイメガカメラ携帯」だ。 - 写真で解説する「PRADA Phone by LG」
“プラダケータイ”が日本でも発売。3インチの全面フルタッチスクリーンと洗練されたデザインが特徴の「PRADA Phone by LG」は、その世界観をまったく崩さず、国内携帯ユーザーのニーズをうまく取り入れた、いい意味で“ドコモ仕様”に沿った端末に仕上がっていた。 - 写真で解説する「PRADA Phone by LG」(ソフトウェア編)
3インチのフルタッチパネルとスリムで洗練されたデザインが魅力の「PRADA Phone by LG」。ソフトウェアは“PRADA”の世界観やタッチパネルの操作性を生かしながら、日本語入力とメール、iモードやフルブラウザなど、いわゆる“日本のケータイ”としての機能がうまく共存していた。 - LGの「プラダケータイ」日本上陸――ドコモが6月に発売
LG電子は、PRADAとコラボレートしたタッチパネル端末「PRADA Phone by LG」を日本に投入すると発表した。ドコモから6月に、PRADA Phone by LG(L852i)として発売される。 - 176度が使いやすさのヒミツ、体にフィットするストレートケータイ――「L-04B」
LGエレクトロニクス製の「L-04B」は、ドコモの音声端末では久しぶりに登場するストレート型のシンプル端末。ボディがわずかに“くの字”型になっており、人体にやさしくフィットするという。 - 関係者に聞く「L-04B」:CONRANケータイ「L-04B」が目指した、日本人にとっての使いやすさとLGらしさの両立
LGエレクトロニクス・ジャパンがCONRANとコラボレートして生み出したストレート端末「L-04B」には、LGが日本市場にかける思いが強く込められている。グローバル企業の同社が、日本市場に特化したモデルを開発する理由はどこにあるのか。担当者に聞いた。 - キー面にタッチパネルのサブ液晶、写真付きショートカットキーにも――「L-01B」
L-01Bは、十字キーの上にタッチ操作対応のサブディスプレイ「タッチボード」を搭載。ショートカットキーとして使えるほか、電卓や手書き文字入力にも利用できる。 - 写真で解説する「L-01B」
2009年夏モデルの「L-04A」と「L-06A」に続き、日本発の“LGジャパンモデル”として登場する「L-01B」。感圧式の「タッチボード」や好きな色を読み込める「カラーリーダー」など、独特の機能を搭載した。 - HD動画、無線LAN、ブランドコラボ、Android――NTTドコモの2010年夏モデル20機種
NTTドコモが2010年夏モデルを発表。STYLEシリーズ10機種、PRIMEシリーズ4機種、SMARTシリーズ2機種、PROシリーズ1機種にスマートフォン3機種を加えた計20モデルが登場する。ブランドコラボ端末やカメラ機能に注力したモデル、Android端末やWindows phoneなど多彩なラインアップをそろえた。 - “LGジャパンモデル”で日本市場を本気で攻める――LGエレクトロニクス
LGエレクトロニクス・ジャパンは、“LGジャパンモデル”として発売する「L-04A」「L-06A」のCM制作発表会を開催。同社の日本市場の取り組みについて説明した。会場にはCMに出演する蒼井優さんも駆けつけた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.