Nexus 7――Google:電子書籍端末ショーケース
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、GoogleのNexusシリーズとしては初めてのタブレット端末となる「Nexus 7」を取り上げる。
製品概要
Googleが販売する7インチタブレット。製造はASUSTeK。GoogleのNexusシリーズとしては初めてのタブレット端末で、OSにAndroid 4.1(発売当時)を採用しながらも、1万9800円というリーズナブルな価格が特徴。海外での発売に2カ月遅れる形で国内での販売が開始され、それに合わせる形でGoogle Play ブックスでの電子書籍コンテンツの取り扱いも開始された。
仕様は一般的な7インチタブレットで、画面の解像度は1280×800ドット、CPUにはNVIDIAのクアッドコアCPU「Tegra 3」(1.3GHz)を採用する。GPSや加速度計、電子コンパスのほかNFCを搭載するが、メモリカードスロット、HDMI端子、アウトカメラなどは搭載しない。
当初のラインアップはWi-Fiモデルのみで、16Gバイトモデルと販店向けの8Gバイトモデルが用意されていたが、同年10月に32Gバイトモデルが追加されたほか、翌2013年2月にはSIMフリーモデルもラインアップされた。
Android 4.1タブレットのリファレンスモデルということで読書用途に特化した機能はなく、Google Play ブックスのほか、Android 4.1に対応したさまざまな電子書籍ストアアプリを利用できる。ページめくりなどの操作はいずれのアプリでもタッチスクリーンで行う形になるが、Google Play ブックスなど一部の対応アプリでは音量キーを用いてのページめくる/戻るの操作も可能。
スペックで見る「Nexus 7」
| メーカー | ASUS |
|---|---|
| 国内発売時期 | 2012年9月 |
| 発売時価格 | 1万9800円〜 |
| 専用/汎用 | 汎用 |
| OS | Android |
| OSバージョン | Android 4.2 |
| サイズ(※最厚部) | 120(幅)×198.5(奥行き)×10.45(高さ)ミリ |
| 重量 | 約340グラム |
| 解像度 | 800×1280ドット(216ppi) |
| ディスプレイ | 液晶 |
| カラー/白黒 | カラー |
| 画面サイズ | 7インチ |
| 通信方式 | 802.11 b/g/n、3G(SIMフリーモデルのみ、オプションで追加可能) |
| Bluetooth | Ver3.0 + EDR |
| 内蔵ストレージ | 16Gバイト |
| メモリカードスロット | なし |
| バッテリー持続時間(メーカー公称値) | 最長8時間(4325mAh) |
| タッチ操作 | 対応 |
| 対応フォーマット | アプリに依存 |
| コネクタ | USB(microB) |
| 電子書籍ストア | Google Playブックスなど |
| その他 | 海外での発売は2012年7月 |
写真で見る「Nexus 7」


本体色はブラック(写真=左)/約340グラムと、一般的な7インチAndroidタブレットの中ではかなり軽量。厳密な意味での競合ではないが、同価格帯のKindle FireやKindle Fire HDに比べると50グラム以上も軽い計算だ(写真=中央)/縦に持つことを想定したデザイン(写真=右)

正面。Android 4.1(発売当時)のリファレンスモデルということもあり、戻る、ホームなどのインタフェースは物理ボタンではなく画面上のボタンとして提供される(写真=左)/左側面。特にボタン類はない。向かって右には充電用の接点を備える(写真=中央)/右側面。電源ボタンおよび音量調整スイッチを備える(写真=右)

上面。特にボタン類はない(写真=左)/底面。イヤフォンジャック、microUSBコネクタを備える。充電はmicroUSB端子経由で行う。なおメモリカードスロット、HDMI端子は搭載しない(写真=中央)/裏面。上部に「nexus」、下部に「ASUS」のモールドがある。滑り止めの加工が全面に施されている。アウトカメラは搭載しない(写真=右)

ホーム画面は一般的なAndroid 4系の仕様。本の背表紙の形をした青いアイコンがGoogle Play ブックス。ちなみにブラウザはChromeが搭載されている(画面=左)/Google Playの本棚を表示したところ。書影が縦2×横2のレイアウトで並んでおり、フリックすると横スクロールする(画面=中央)/コンテンツを表示したところ。タップおよびフリックによりページをめくることができる(画面=右)
Google Playの書籍ページ。Googleウォレットで決済が行えるので、すでにGoogle Playを利用しておりGoogleウォレットにクレジットカード情報が登録されていれば、電子書籍タイトルの購入にあたって新たに会員登録をする必要はない
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